セルフリノベーションで健康住宅に住む
風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が止まらない。呼吸が苦しく、目が痛い・・・
そんなアレルギー症状が、実は家がもたらしているもの=シックハウス症候群=という可能性があることをご存じですか?新築の人はとくに、新しい壁紙や集成材を利用したフローリングなどのノリの成分に含まれる有害物質に、なんとなく息苦しい、くしゃみ鼻水が出る、目まいがする、などといった症状を経験された方も少なくないのではないでしょうか?
新築ではなくても、壁紙を貼り直したり、絨毯やカーテンにいるダニ、ダニ死骸やフン、空気中に含まれるカビなどを無意識に吸い込んでアレルギー症状を起こすことも多いのです。
昔の家は、土間や無垢の杉で作られており、壁も漆喰や藻そう土で作られていました。畳の部屋はふすまや障子で区切られ、開け放つと広々とした空間となり、家の風通しを良くするように考えられていました。
しかしながら、そんな家を建てようと思ったら高価で、できることが限られます。
そこで、自分でできる「健康リノベーション」にチャレンジしてみませんか?
壁紙から漆喰に壁を塗り替える
漆喰は、自然素材で昔から日本家屋に使われていた素材です。吸湿性に優れ、部屋の湿気を吸い取ってくれます。木造家屋ですと、家全体が呼吸している感覚です。
漆喰は、素人でも簡単に塗ることができます(もちろん、プロの左官屋さんのようにはいきませんが、最近では一般の人が壁に自分で塗り替えることが増えてきました)。
漆喰も、白だけではなく色つきのもの(黄色や黒など)もあり、部屋の印象を変えることができますし、 漆喰用のペンキなどもありますので、汚れたら塗り替えることも可能。また、照明の明かりが柔らかく表情豊かに映りますので、部屋全体が優しい印象になります。もちろん、マンションの壁を漆喰にすることも可能です。
賃貸の方は無理かもしれませんが、持家の人は、寝室、トイレや浴室周り、キッチンなどの水回りの壁に漆喰をぬると、空気がきれいになったような感じがするはずです。
漆喰に自分でリフォームした方のブログや、塗り方のサイトなど、検索するとたくさん出てきますので、参考にしてやってみてはいかがでしょうか。
無垢のフローリングに変える
畳の和室をフローリングに変えたい、という方はいらっしゃるでしょう。激安のフローリング用の板は、たしかに安いですが見た目も安っぽいものです。
激安の建売住宅や賃貸アパートなどは、この安いフローリング材を使っているでしょう。
フローリング材は、部屋の印象をガラリと変えるもので、高級感あふれる部屋にすることも可能です。また、無垢材の良さはその高級感だけではなく、からだに優しい、ということでしょう。
無垢と合板の違いは、断面図をみるとよくわかります。合板は、ベニヤ板に薄くスライスした木を張り付けていることがほとんど。その接着剤が、有毒物質を含むので、窓を閉めた密室状態にすると、その有毒を知らず知らずのうちに吸い込んでしまう、というわけです。(新築やリフォーム時に起こることですので、築が古い場合には問題ありません)。
現在、フローリングの部屋を無垢フローリングに変えたい、という方は、多少技術が必要です。元のフローリングを根太(ねだ)に接着剤でつけている場合は、根太ごと変える必要がでてきますので、大工事になります。現在のフローリングの上にそのまま重ねて敷き詰める方法が一番安価で簡単ですが、建具の立ち上がり位置などの問題、天井の高さなどの問題がありますので、一度確認してから行うと良いでしょう。
