整体 カイロの専門学校「東京カレッジ オブ カイロプラクティック」【CCE国際承認校】

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三浦レポートを考える: 報告書に対する過去の検証

三浦レポートとは・・・
1991年、厚生科学研究として「脊椎原生疾患の施術に関する医学的研究」と題した報告書が提示されました。この研究は、当時非国際基準カイロプラクターによる施術ミスによる患者の訴えが相次ぎ、厚生労働省(旧厚生省)が東京医科大学の三浦幸雄教授に研究をゆだね、他7名の整形外科が研究協力者として行われました。これが通称「三浦レポート」と呼ばれています。

三浦レポートの提言は、カイロプラクティック(以下、カイロ)に対する我が国の医学会の公式な見解であり、カイロに関して社会や医学会に少なからず否定的な印象を与えていたことは事実です。そのため、その存在が我が国のカイロの公的な発展や認知の足かせとなっているとの見方すらあるのです。報告書に対して、当然ながらすぐさまカイロ側からも反論は上がり、研究協力者の人選のあり方、方法論、参考文献の記載の欠如などの問題が指摘されました(EXTE no.151, 1991)。

一方で、カイロに潜む危険性と質の低いカイロプラクターに対して厚生省が警告を発しているもので、決してカイロを否定しているわけではない、とする意見も見られました(EXTE no.149, 1991)。

このように、カイロプラクターの立場から報告書の内容を検証した文書は散見されます。しかし筆者が渉猟し得た範囲内では、これまで医師の立場からその内容を検証した報告はありません。

医師による報告書の検証

報告書には一体どんなことが書かれているのでしょうか。筆者はカイロを学ぶものとして純粋にその内容に興味を持ち、医師の観点から全文に目を通してみました。報告書を書いた者が医師、読む側の筆者も医師であれば、何の違和感もなく記述に頷かされるのであろうと思っていました。ところが、現実はそうではありませんでした。研究というものに熟達しているはずの整形外科の重鎮の先生がまとめた報告にしては、あまりにもお粗末なのです。提示された症例と、それに対するコメントがすべてを物語っています。

老婆心ながら、ここで科学者が科学的研究論文を書く上で順守すべき大原則を確認しておきましょう。

それは、症例報告の内容は、事実に基づいている、ということです。さらには、科学的研究には当然内容やデータのねつ造があってはなりません。

カイロプラクター村上佳弘レクチャーする人

1972年うまれ。東京都出身。
東京医科歯科大学医学部卒業。
福島県立医科大学整形外科で9年間臨床と研究に携わる。
東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック講師
医学博士。統合医療学会認定療法士。

「三浦レポートを考える」全バックナンバー

1. 三浦レポートを考える: 報告書に対する過去の検証
2. 4つの症例報告と検証における3つの視点
3. 『症例2: 80歳男性 主訴左下肢痛』に関する解説
4. 『症例3 61歳男性 主訴:両上肢しびれ』に関する解説
5. 『症例4 79歳男性 主訴:左肩痛』に関する解説
6. 三浦レポートに関する解説---最終回

 

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